新作パフォーマンス 『ダブルプラス・グッドフル・アングッド』

「戦争は平和なり!自由は隷従なり!無知は力なり!」

ジョージ・オーウェルの小説『1984』という重厚でシリアスなモチーフを、gallopの持ち味であるシュールな空気感や突拍子もないアイデアと共に展開するパフォーマンス。監視と秘密、検閲と自由、愛と憎悪、言語と思考、存在と不在、様々なキーワードが渦巻き思考する。私たちの日常を支配する力とは何なのかを見極め、抵抗するために。

お知らせ
『ダブルプラス・グッドフル・アングッド』の上演に関しまして、日本語と英語での上演とご案内させていただいておりましたが、この度、日本語のみの上演に変更となりました。英語圏のお客様には、英訳テキストを会場にて配布させていただく予定となっております。ご理解のほど、よろしくお願いいたします。

Announcement
It has been announced that “Doubleplus Goodful Ungood” is shown in Japanese and English. But it changed to ONLY Japanese. Instead of that, we will distribute the English translation at the venue. Thanks for your understanding.


京都公演

  • 2020年1月31日(金)19:30 ★
  • 2020年2月1日(土)14:00 ★ / 18:30
  • 2020年2日2日(日)16:00

★ 公演終了後、アーティスト・トーク

ゲスト
1月31日(金)19:30
矢津吉隆(美術家、kumagusuku代表)
2月1日(土)14:00
筒井潤(演出家、劇作家、公演芸術集団 dracomリーダー)

会場 スタジオ・ヴァリエ
京都府京都市左京区吉田二本松町20-1
https://goo.gl/maps/EUqypNw7Pa3gTcTF8


横浜公演

  • 2020年2月15日(土)17:00 / 21:30
  • 2020年2月16日(日)18:00

会場 The CAVE
神奈川県横浜市中区伊勢佐木町1丁目3-1
https://goo.gl/maps/dBmQdRHTu7vZneRi8


料金

前売:2500円(当日500円増)


WEB予約フォーム

https://www.quartet-online.net/ticket/dgu


ジョージ・オーウェル『1984』

ジョージ・オーウェル(George Orwell, 1903 – 1950)は、20世紀のイギリスを代表する作家で、代表作に全体主義的ディストピアの世界を描いた『動物農場』(1945)や『1984』(1949)などがあり、そのような社会は「オーウェリアン」(Orwellian)と呼ばれています。特に『1984』は、ディストピア小説の金字塔であり、近年もアメリカ合衆国のトランプ政権成立後に読み直しの動きがあるなど、思想・文学・音楽など様々な分野に今なお強い影響を与えています。

『1984』は、全体主義国家によって分割統治された近未来世界の恐怖を描いています。なお、著者は言及していませんが「1984年」という年号は、本作が執筆された1948年の4と8を入れ替えたアナグラム説などがあります。これによって、当時の世界情勢そのものへの危惧を暗に示したものとなっています。

作中には、「ダブルシンク」(同時に矛盾した考えを信じること)、「ニュースピーク」(イデオロギー的な言い換え)、「テレスクリーン」(人々を常に監視・啓蒙する装置)、「二分間憎悪」(集会所の画面に映し出された敵の姿や思想に対して全力で憎悪を表す日課的行事)など、独特の概念が登場し、それらは多くのアーティストにより様々な形で引用されています。

あらすじ

核戦争を経て、世界は三つの超大国によって分割統治され、三国は絶えず戦争を繰り返している。その一つ、オセアニアでは、謎の指導者<ビッグ・ブラザー>が支配する政府によって、思想・言語・結婚・セックスに到るまで、あらゆる市民生活に統制が加えられていた。物資は欠乏し、市民は常に屋内・屋外を問わず、ほぼすべての行動が当局に監視されている。

真理省記録局に務めるウィンストン・スミスは、日々歴史記録の改竄作業を行っていた。物心ついたころの記憶は、記録が絶えず改竄されるため、存在したかどうかすら定かではない。この非人間的な体制に反発したスミスは、奔放な美女ジュリアと恋に落ちたことを契機に、思想警察の厳重な監視をかいくぐり、禁止されていた日記を密かにつけはじめる。そして、伝説的な裏切り者が組織したと噂される反政府地下活動に惹かれるようになるが……。


ダブルプラス・グッドフル・アングッド
DOUBLEPLUS GOODFUL UNGOOD

演出・出演
伊藤彩里 木村悠介 三鬼春奈

スタッフ
照明:真田貴吉 音響:森永泰代 舞台監督:脇田友
宣伝美術:児玉悟之 絵:栗原那津子
制作:豊山佳美 桐澤千晶

京都芸術センター制作支援事業